The products made of African fabric

2021/04/09 14:15

蜜蝋ラップは洗って繰り返しご使用いただけますが、天然素材ですので、長く使っていると徐々に蜜蝋は落ち、密閉性や抗菌作用は低下していきます。


  
こちらは数回使ったもの。折った部分は白いスジになっていきます。


こちらは繰り返し何度も使ったもの。蜜蝋の落ちた白い部分が増え、折り曲げても型がつきにくくなっていきます。型がつかなくなると食品を包んだり容器にフタをした時の密閉度が低下します。また、蜜蝋が落ちていくことで抗菌作用も低下します。

このような状態になった場合、市販の蜜蝋ビーズを使って再生することができます。ここではその再生方法を説明します。


◇材料
・再生したい使用済みの蜜蝋ラップ
・蜜蝋ビーズ
・お好みで植物性オイル

◇道具
・アイロン
・キッチンスケール
・クッキングシート
・段ボール
・新聞紙


こちらが蜜蝋ビーズ。インターネット上で広く販売されています。香りの有無など種類があるので、お好みのものを選んでくださいね。

  
まず、段ボールを敷いた上にクッキングシートを敷き、その上に再生したい蜜蝋ラップを乗せませす。クッキングシートのサイズは布の大きさに対して十分余裕のあるものをお選びください。ここでは20㎝×20㎝の布に対して30㎝幅のクッキングシートを用いています。

布の上に蜜蝋ビースをおよそ均等に広げます。蜜蝋ビーズの量は布のサイズや蜜蝋の落ち具合にもよりますが、ここでは10g使用しています。この上からオイルを数滴垂らします。オイルを加えると若干柔らかめに仕上がりますので、特に厚めの布の場合に有効ですが、必ずしも必要ではありませんので、お好みでお使いください。

  
続いて、クッキングシートを上から被せます。この際も十分に余裕のある大きさにカットしたシートをご使用ください。このクッキングシートの上から、中温に温めたアイロンを乗せ、ビーズを溶かしていきます。

  
ビーズが溶ける前にアイロンを動かすと、クッキングシートや布が動いてしまいます。初めはアイロンを乗せる感じでビーズを溶かしていき、ビーズが全て溶けたらアイロンを滑らせ、ムラがないよう広げていきます。


蜜蝋がしみ込んだ部分は色が変わりますので、シートをはがしてみるとムラが分かります。一旦シートをはがすと、空気に触れた部分はすぐに蜜蝋が乾き、白くなりますが、再度アイロンをするとまた溶けますので、ムラが無くなるまで何度でもやり直しができます。この際、ビーズが足りないようであれば足してください。


ムラなく蜜蝋がしみ込んだら、クッキングシートをさっとはがして干します。ゆっくりシートをはがしていると、すぐに蜜蠟が固まってくっ付いてしまいますので、できるだけ手際よく行ってください。干した後はすぐに乾きます。

以上で再生は完了です。蜜蝋の量やアイロンでの伸ばし方は人によって異なってくると思います。前述の通り、蜜蝋はアイロンで簡単に溶かせて、何度でもやり直すことができるので、試行錯誤しながらご自分のやりやすい方法を見つけてくださいね。

上記の方法で蜜蝋の量を増やせば、お手持ちの布で一から蜜蝋ラップを作ることもできます。再生と併せて是非オリジナルのエコラップづくりも楽しんでみてくださいね。


(参考)
〇 クッキングシートは繰り返し使えます。作業を重ねるとシートに蜜蝋がくっ付いて貯まっていくので、その都度乗せる蜜蝋の量は少な目で済むようになっていきます。ただ、あまり繰り返し使うとシートに穴が開いて蜜蝋が漏れ出すことがあるので、適宜新しいシートに替えてください。

〇 クッキングシートを大きめに使っていても、作業しているうちに蜜蝋がシートからはみ出てきてアイロンにつき、汚れてきます。アイロンの側に濡れた布巾などを置いておき、汚れた際はその都度サッと拭くようにしておくと汚れが広がらなくて後片付けが楽になります。

〇 後片付けの際、アイロンに蜜蝋がついていたら、熱いうちに拭いてください。アイロンの取っ手などにこびりついた蜜蝋も、濡れた布巾にアイロンを押し当て、熱くなった布巾でさっと拭くと取れやすいです。蝋(ロウ)なので、冷たい雑巾や水洗いではなかなか落ちません。